遊び

建築、本、日常、非日常

0717 ピークと冷却期間

 

中間発表は5時間かかった。

夜の18時から始まった原田研との合同中間発表。順番は3番目だったので準備は済ませておいてあった。

発表後、やっぱり思ったのは原田さんは建築家としてリアリティのある指摘をするということと、こんな風になったら楽しいだろうなと子供のように想像することを忘れていないという事。その反面、谷口さんはやっぱり持ってきたアイデアを広げるのが上手い。その引き出しを持っているし、やっちゃいなよとリアリティはないけど面白そうな方に持っていくように指導してくれる。けれども実務で設計しているSboxなんかもカッコいいから尊敬できる。また、谷口研で良かったと思い直した、他大を受けなくて良かったと思い直した。

 

卒業設計に関してはそれぞれ自分のやりたいことやればいいと思ってるし、原田研のほとんどの人の発表からそれが伝わってきたけど一人くらいそうではないような人がいた気がした。

 

そのうち時計が9時を回った。終了予定時刻だけどまだ半分くらいだ。初めは、コロナ禍でも他の研究室と中間発表できるのは嬉しいと思いつつも、オンラインだからと言ってタラタラと発表時間を大幅に過ぎて喋り続ける奴らを見ると、気分が悪くなった。議論する中で時間が過ぎるのは面白いし重要なことだと思うから仕方がない。

人の時間をなんだと思ってるんだ。

 

発表が終わったのは11時だった。大幅に過ぎていたけど、最後の原田さんのピークの時期の話と谷口さんの冷却期間の話は聞けて良かったと思った。

 

プロセスが一番面白くなるんじゃなくて、建築が出来てから少したったぐらいに一番面白くなることと

熱中しすぎる卒業設計を、コロナ禍の今を利用して客観視する冷却期間をつくること

どちらも別の視点でかつ鋭かった。

 

 

どうやら卒制は冷却期間に入るらしい。その期間で考える問題も浮き彫りになったからちょうどいい。